昼食を食べたあと、人と話すのが少し気になる。
午後の打ち合わせ、隣の席の人との会話、エレベーターの中。歯を磨けていないまま話すと、「さっき食べたもののにおいが残っているかも」と不安になることがあります。
昼食後に気になる口臭は、ずっと続く口臭とは少し分けて考えて大丈夫です。
食べ物が歯の間に残る、コーヒーを飲む、午後に水分を取らず口が乾く。そういう条件が重なったときに、急に気になりやすくなります。
昼食後に気になりやすい理由
昼食後は、口の中に食べ物の残りが出やすい時間です。
歯の表面は磨けても、歯と歯の間、奥歯、詰め物や被せ物の周りは、食べかすが残りやすい場所です。午後の会話中に「何か挟まっている気がする」と感じるだけで、口臭まで気になってしまうこともあります。
口の乾きもあります。
昼休みのあと、仕事に戻ってしばらく水を飲まない。緊張して口呼吸になる。コーヒーを飲んだまま水を飲まない。そうすると、口の中のねばつきや重さを感じやすくなります。
昼食後だけ気になるなら、「自分はずっと口臭がある」と決めつけなくて大丈夫です。
食後の残り、口の乾き、飲み物の影響がその時間だけ重なっていることがあります。
日本歯科医師会の情報でも、口臭の原因は舌苔、歯周病、食べ物など複数あると説明されています。ADAの情報でも、食べ物が口の中に残ると細菌がそれを利用し、においにつながることがあるとされています。
まずは、昼食後に見直しやすいところからで十分です。
食後に確認したい4つの場所
昼食後に不安になったら、すぐ「口臭が強い」と考える前に、口の中を順番に見ます。
全部を完璧にする必要はありません。外出先でできる範囲で見ていきましょう。
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歯と歯の間に食べ物が残っていないか
肉、野菜、繊維質の食べ物、のり、ごまなどは、歯の間に残った感じが出やすいです。気になる場所があるなら、歯間ケアを先に考えます。
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奥歯や詰め物の周りが気にならないか
自分では見えにくい場所に残ることがあります。いつも同じ場所に挟まるなら、歯科で相談する目安にもなります。
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舌の上に食後の感じが残っていないか
舌苔が目立つ日や、味の濃い食事のあとには、舌の上の不快感が気になることがあります。ただし、強くこする必要はありません。
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口が乾いていないか
午後に水分を取っていない、話す予定が多い、コーヒーを飲んだあとなどは、口の中が乾きやすくなります。
歯みがきしているのに昼食後だけ不安が残る人は、歯磨きしているのに口臭が気になる人向けの記事も近い内容です。
舌の白さや舌苔が気になる場合は、舌苔(ぜったい)と口臭の関係で、やりすぎないケアを確認できます。
歯みがきできない日の昼食後ケア
職場や外出先では、昼食後に毎回ゆっくり歯みがきできるとは限りません。
そういう日は、できないことを気にし続けるより、短時間で整えられることを決めておく方が楽です。
昼食後は、口をゆすぐ、水を飲む、挟まった場所だけフロスで取るくらいからで十分です。
無理に全部を磨こうとするより、残りやすい場所を一つ減らしましょう。
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水で軽く口をゆすぐ
食後の残りを流すために、洗面所で軽くゆすぎます。強く何度もゆすぐより、静かに一度整えるくらいで十分です。
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水を少し飲む
口の中が乾くと、においを感じやすくなります。甘い飲み物より、水の方が昼食後には使いやすいです。
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携帯用フロスを使う
食べ物が挟まった場所がわかるなら、そこだけフロスで取ります。無理に押し込まず、ゆっくり動かします。
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必要なら無糖のガムやタブレットを使う
会話前に口の中をさっぱりさせたいときの補助になります。香りが強すぎるものは、自分がかえって気になることもあります。
ADAは、歯ブラシだけでは歯と歯の間を十分に清掃しきれないため、フロスなどで一日一回は歯間を清掃することを勧めています。
昼食後に毎回フロスをする必要がある、という話ではありません。食べ物が挟まりやすい人は、外出用に一つ持っておくと気持ちが楽になることがあります。
フロスを使うときの注意
昼食後のフロスは、焦って使うと歯ぐきを傷つけることがあります。
人前で急いで済ませようとすると力が入りやすいので、洗面所など落ち着ける場所で使うのが無難です。
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歯ぐきに強く当てない
フロスを勢いよく入れると、歯ぐきに当たって痛みや出血につながることがあります。
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何度も同じ場所をこすらない
取れないからといって何度も強く動かすと、歯ぐきに負担がかかります。
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毎回同じ場所に挟まるなら相談する
歯の形、詰め物、歯ぐきの状態など、自分では見えない理由があるかもしれません。
フロスを始めたい人は、フロスを使っていない人の口臭ケアで、無理なく始める順番を確認できます。
個人的には、昼食後のケアは「完璧にきれいにする」より「午後に気になり続けない状態を作る」くらいで考える方が続きやすいと思っています。
コーヒーやにおいの強い食事のあと
昼食後の口臭不安は、食べ物や飲み物の影響もあります。
にんにく、ねぎ、香辛料の強い食事、コーヒー、たばこなどは、そのあとに口の中のにおいや味が残りやすいものです。午後に人と近い距離で話す予定がある日は、食べるものを少し調整するだけで楽になることもあります。
コーヒーや味の濃い食事のあとに気になる日は、まず水を飲む、口をゆすぐ、歯間に残りがないか見るで十分です。
香りの強いタブレットを重ねる前に、口の中を乾かさないことを先に見ましょう。
マウスウォッシュを使う場合も、歯間の残りや口の乾きを代わりに解決するものではありません。
一時的にさっぱりさせる補助として使い、原因になりやすい場所は別に見ます。
歯科で相談したい目安
昼食後だけ少し気になる程度なら、まずは食後のうがい、水分、歯間ケアを見直してみてください。
ただ、次のような場合は、昼食後の一時的な問題だけで片づけない方がよいです。
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日中ずっと口臭が気になる
昼食後だけでなく続く場合は、舌、歯間、歯ぐき、口の乾きなどを分けて確認したいところです。
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歯ぐきから血が出る
歯みがきやフロスで出血する場合は、歯ぐきの状態や力の入れすぎを見てもらう目安になります。
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いつも同じ場所に食べ物が挟まる
詰め物、歯並び、歯ぐきの下がりなどが関係していることがあります。
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口の乾きが強い
水を飲んでも乾く、話しにくい、飲み込みにくい場合は、歯科や医療機関で相談する目安になります。
相談するか迷う場合は、歯科に相談する目安の記事も参考になります。
まとめ
昼食後の口臭が気になるときは、まず食べ物の残り、歯と歯の間、舌の上、口の乾きを分けて見てみましょう。
外出先では、水で軽く口をゆすぐ、水を飲む、挟まった場所だけフロスで取るくらいからで十分です。香りで隠す前に、残りやすい場所を一つ減らします。
日中もずっと気になる、歯ぐきから血が出る、毎回同じ場所に挟まる場合は、歯科で相談することも選択肢に入れてください。
昼食後の口臭不安は、まず食べ物の残り、歯と歯の間、口の乾きに分けて見てみましょう。
すぐに強い香りで隠すより、口の中に残りやすい場所を確認する方が現実的です。